株式会社八尾金網製作所

事業と技術

「 織る 」

世界で数社しかできない
極細線製網技術。

目に見えるか見えないかというくらい極細の線材を使用し、高品質な金網やフィルターを製造していく技術力が、ほかにはない八尾金網製作所の強み。自社内でこうしたものづくりができる企業は、世界に数えるほどしかないと言われています。
たとえば綾織なら、線径20μで635mesh、畳織なら500/3600meshまで製作可能。非常に薄いだけでなく、均一な空間、正確な網目形状を作り上げることができます。

世界初の規格。極薄のチタンメッシュ。

通常はSUS(ステンレス)で生産するメッシュを、難易度の高いチタンで生産することに成功。世界ではじめての製造規格となりました。チタンは比重がステンレスの約2分の1、海水への優れた耐食性を持っているので、高品質が要求される自動車フィルターの部品などに使われています。
0.06mmという極細のチタン線材を使い、綾織150mesh、畳織1000/800mesh。
50/500meshといった極薄メッシュの製造を可能にしています。

高難易度、少量品に対応。

チタンメッシュのように、業界で超難易度と言われるものづくりに積極的に挑戦しています。お客様の細かなご要望に応え、世界に二つとない製品の開発に努めています。
また作業の効率化を日々進めることで、小ロット生産に対応しています。

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「 加工する 」

スリット、プレス、圧延、
洗浄乾燥まですべて自社で。

納品後すぐに現場で使っていただけるよう、最終製品まで仕上げられる加工設備を備えています。自社に設備があるということは、特殊形状や厚みのコントロールなどができるということ。金網から自社生産しているので、一つひとつの製品の特性をつかみながら加工することが可能です。

バリ無し、ホツレ無し、
ゴミ除去の技術を確立。

カットにおいては、バリやホツレのない技術を確立しており、お客様から高い評価をいただいています。
また超音波洗浄機により、加工品の油やゴミを取り除き、クリーンな状態で製品を納品しています。

試作品に積極対応。

「こんなものができないか」という大まかなご相談にも対応しており、どんな製品をお求めなのか、お客様のイメージをくみとり、試作品を作っていきます。
お客様といっしょに、ご納得いく製品ができるまで、粘り強く試作を繰り返していきます。

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「 品質管理 」

全数、全量をもれなく検査。

「世界初」を生み出す製品なのだから、一つとして不良品があってはならない。そんな考えから、製造したものはすべてもれなく検査。JIS規格よりもさらに厳しい独自の検査基準を設定し、作業手順にしたがって検査を行っています。

たとえばスクリーン用金網では、3点紗厚測定機による測定結果と各種検査項目をデータ添付してお客様に納品。試験篩用金網は、投影機による網目・形状・空間・線径を検査し、篩メーカーにデータを送信して確認を取ったあと、製作に取りかかっています。
また大学と共同開発した国内唯一の3Dシミュレーションを使って、お客様が要求される空間、形状が製作可能かどうか、瞬時に判定できます。

専門スタッフを配置し、
高い品質を安定的に。

八尾金網製作所には、品質管理の専門スタッフがいます。何にも代えがたい高い技術を持っているのは、機械よりもむしろ人。ヒューマンエラーや品質のぶれを可能な限りなくしながら、人のもつ技術を最大限に活かせるよう、品質管理の仕組みやマニュアルなどを整えています。

人にしかできない
「匠の技」の標準化に挑戦。

研ぎ澄まされた五感と、何十年もの経験をベースに生み出される「匠の技」。これを標準化し、すべての社員で共有する取り組みに力を入れています。八尾金網製作所がコツコツ積み上げてきた技術を、将来のものづくりにあますところなく活かし、次の世代へと手渡していくために必要な挑戦だと考えています。

整経

カザリ・筬挿し

目打ち

製品検査

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私たちが
作っています

ベテランから若手まで、ものづくりに意欲的に取り組んでいます。技術を承継しながら、新しい時代に求められるものを生み出しています。