会社案内

100年企業として。
日本の製造業を元気にする「縁の下の力持ち」として

社長 あいさつ

八尾金網製作所は、大正6年、私の祖父が創業した会社です。

最初に八尾金網製作所の製品を見たとき、「これはすごい」と思いました。極細の金属線を使い、ミクロン単位の金網やフィルターを作る仕事は、非常に特殊性があり、高い技術力がなければ作れないと思いました。

「この技術を、もっと世の中のために役立てたい」

そんな思いを、ずっと抱き続けてきました。

私たちの強みは、金網という素材づくりから、最終商品である加工品までを「一貫生産」できるところです。だからこそ、お客様の個別具体的なご相談に合わせたご提案が可能です。

ものづくりの進化があるところに、金網はあります。200年を超えて、日本の製造業の「縁の下の力持ち」としての役割を果たすため、さらに努力を重ねてまいります。

代表取締役 山上 昌宏

八尾金網製作所の 特徴

目に見えるか見えないかというくらい極細の線材を使用し、微粒子レベルの異物の混入すら許されない現場に役立つ金網を生産する。それが私たちの最大の強みです。

0.02㎜~0.015㎜の金属線を織り上げていく技術があり、「世界初」「日本初」の金網製品を生産してきた実績を有しています。

現在のように設備の整っていない時代から、金網生産を続けてきた歴史と経験値があります。

いま、素材の見極めや最適な生産方法を瞬時に判断する「職人ワザ」をデータ化し、すべてのスタッフが活用できるよう「技術の標準化」に取り組んでいます。

経営 理念

  • 私たちは、一人一人が成長することで、創業200年企業を築きます。
  • 私たちは、世界でオンリーワンの金属メッシュメーカーを目指します。
  • 私たちは、金網を通して世界中の人々に豊かな暮らしと幸せを提供します。

会社の 歩み

スクロールできます
1917年5月
(大正6年)
山上金網として大阪市竹屋町に創業
1927年10月
(昭和2年)
長吉工場を建設、 手織りの織機にて金網の製造を始める
1972年7月
(昭和22年)
有限会社 八尾金網製作所を設立
1954年
(昭和29年)
合繊の素材となる高分子濾過フィルターとしてファインメッシュを製作する
1961年4月
(昭和36年)
有限会社から株式会社へ組織変更
1962年3月
(昭和37年)
本社跡部工場完成 稼働
1962年3月
(昭和37年)
ドイツ アルバッハ社、ステグマン社より ファインメッシュ(200~300m/s)用織機を業界で初めて導入
1973年
(昭和47年)
米テトコ社(米クレシルク社)向けにスクリーン印刷用金網を製造・販売
1997年7月
(平成9年)
本社新工場 設立
2007年5月
(平成19年)
愛知フィルター工場 稼働開始
2008年11月27日
(平成20年)
ISO9001認証取得(本社)
2022年11月22日
(令和4年)
本社新工場竣工
2023年9月1日
(令和5年)
愛知工場を本社新工場に移管

会社 概要

スクロールできます
会社名株式会社八尾金網製作所
設立大正6年5月
資本金1,000万円
従業員15名
保有設備・NS型金網織機
・40インチ×22台、48インチ×10台、60インチ×1台
・整径機×2台
・半自動筬挿し機×1台
・網圧測定器(デジマチック)×1台
・線径測定機(レーザースキャンマイクロメーター)×1台
・引っ張り試験機(TG-1kN)×1台
・デジタルHDマイクロスコープ(VH-7000)×1台
・万能投影機(V12-B)×1台
・C型プレス機:45トン×2台、25トン×1台、35トン×1台
・超音波洗浄機:ホーン型×1台、バス型×1台
・フィルター乾燥機:2台
・スポット溶接機:1台
・パーティクルカウンター×1台
・三次元画像寸法測定機×1台

八尾金網製作所(本社・工場)

所在地大阪府八尾市跡部北の町3-3-15
TEL072-992-2001
FAX072-992-2002
MAILinfo@yaokanaami.co.jp

保有 設備・ソフト

織 機

平織、綾織、平畳織、綾畳織などの多彩な金網を製造します。

金網スリッタ

ロール状のシートを一定の幅に連続して切断し、芯(コア)に巻き取る設備です。ご要望に応じた寸法幅の金網ロールに仕上げます。

プレス機

金属素材に強い圧力を加え、金型の形状に変形させる機械です。ご要望の形状に成形することができます。

デジマチック

金網の厚みを測定する検査設備です。ミクロン単位で測定することができます。

超音波洗浄機

金網やフィルターを洗浄する設備です。クリーン度の高い製品を実現しています。

万能投影機

製品を正確な倍率でスクリーン上に拡大投影し形状や寸法を観察・測定する検査機。金網の線径や空間の測定に使用しています。試験篩用金網にも対応。

マイクロスコープ

電子顕微鏡です。肉眼では見えない微小な物体を、目に見える大きさまで拡大します。極細線金網や製品の状況を把握するために使用します。

引張試験機

材料が破断するまで張力をかけ、引張強度、降伏点、伸び、絞りなどの機械的性質がどのくらいあるかを測定します。

圧延機

回転する二つのロールの間に金属を通して延ばす機械です。多段式の圧延機を採用しているので、精度の高い厚みコントロールが可能です。

ソフト

国内唯一の3D金網シミユレータ

筑波大学と共同開発。

バーチャル上で金網やフィルターのろ過精度を測定するシミュレーションソフトです。ろ過精度は従来、試作品を作ってテストすることで割り出してしましたが、このソフトによって、試作品を作ることなく、製品のろ過精度を瞬時に判断することができます。これによって、ろ過テストにかかるコストと時間の大幅な削減ができます。

パーティクルカウンター

除去性能を見える化。

出来上がった金網やフィルターがどの程度の異物除去性能を発揮するかを測定します。製品の精度を数値で見える化できるので、厳しい基準を満たした製品だけをお客様にご提供できます。